アウディは7月11日、スペイン・バルセロナで開催した「アウディサミット」において、「myAudi」(マイアウディ)アプリを発表した。アウディのコネクティビティの進化版となる。
新しいmyAudiアプリは、現行の「MMIコネクト」や「myAudiモービルアシスタント」アプリの発展版として開発。従来のアプリのユーザーは、Google PlaystoreやiTunesストアから、アップデートを入手できるようになる。その結果、世界中のすべてのユーザーは、車種に応じた適切なサービスを、スマートフォン経由で利用できるようになる。
リモート機能によって、例えば自動駐車や車両の施錠開錠を行ったり、車両の駐車位置を確認したり、車両のステータスを呼び出したりできる。ステータスレポートでは、窓の開閉状態やドアの施錠開錠の状態、走行可能距離、燃料残量、オイル量といった情報が、スマートフォンに表示される。
電動車両の「e-tron」モデルでは、アプリを使用して、現在の充電状態や走行可能距離を知ることができる。ドライバーは、充電の開始や空調コントロールを遠隔操作して、あらかじめ設定した時間に起動させることが可能。最近の走行記録や平均電力使用量といった情報も、いつでも入手できる。
ナビゲーションに関して、myAudiアプリは非常に幅広い用途を提供し、新しいmyAudiナビゲーション機能によって、あらゆるユーザーのナビゲーションニーズに対応。まず、ユーザーが車両を追加すると、それが地図上に表示。ユーザーが車両を選択すると、ファーストマイルナビゲーション機能によって、自分の車の場所まで案内してくれる。
その時点で、myAudiアプリのアクティブなルートガイダンス機能が車両に転送され、車両のナビゲーション上でシームレスに作動を続ける。走行を終了して車を離れると、myAudiアプリのラストマイルナビゲーション機能が残りのルートガイドを引き継ぎ。最終目的地まで、ユーザーを案内する。
アウディは、「myAudiアプリは、複雑な都市交通を簡素化して分かりやすく説明し、より良いサポートを提供することで、顧客の時間を節約。今後数年間で、より多くの新しい関連サービスが追加され、車の外の世界がアウディの技術インフラに統合される予定」と説明している。