新幹線を研ぐロボットなど実演…JR東海の浜松工場、リニューアル後初の公開イベント

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JR東海はリニューアルした浜松工場の一般公開イベントを開催。先頭車を研ぐロボットなど最新の設備を初めて公開した。
JR東海はリニューアルした浜松工場の一般公開イベントを開催。先頭車を研ぐロボットなど最新の設備を初めて公開した。 全 21 枚 拡大写真

JR東海は7月22・23日の2日間、浜松工場(浜松市中区)で毎夏恒例の一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」を開催した。1月の工場リニューアル後は初めての公開。大勢の鉄道マニアや家族連れが工場内の最新設備を見て回った。

JR東海は今回、リニューアル後に導入した「先頭車研ぎロボット」を初めて公開。ロボットのアームが目まぐるしく動きながら車両の先頭部を研ぐ作業が実演され、多くの人が食い入るように作業の様子を見つめていた。

このほか、「ドクターイエロー」の愛称で知られる923形検査車両の車内見学や、車両を横方向に移動させるトラバーサーの乗車体験なども実施。グリーン車のサービス乗務員や清掃員の仕事を体験できるイベントも行われた。

浜松工場は1912年に開設された車両工場。当初は車両の修繕を行っていたが、後にD51形蒸気機関車など車両の製造も行うようになった。1965年から新幹線の車両検査を行うようになった一方、2011年には在来線車両の取り扱いを終了。現在は新幹線専用の検査工場となっている。

今年1月には検修ラインをリニューアル。西側から東側に進む一方通行の動線にしたほか、各種作業を自動化して検査期間の短縮や省力化を図った。車体と台車の分離・接続作業を行うための大型クレーンもジャッキの使用に変更。これにより安全性の向上などを図った。

車体の研ぎ作業は従来、側面のみ機械化が図られており、形状が複雑な先頭部は手作業で研いでいた。今回のリニューアルでは先頭部の研ぎ作業を自動的に行うロボットが導入され、作業時間が大幅に短縮された。

《草町義和》

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