ホンダのインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(HMSI)は8月2日、カルナタカ州ナルサプーラにある二輪車第三工場の生産能力拡大記念式典を開催した。
HMSIの第三工場は、2013年6月に180万台で稼働を開始。今回、第四ライン増設により生産能力を240万台へ増強した。これにより、ホンダのインドにおける二輪車の年間総生産能力は640万台へと拡大、ホンダの世界最大の二輪完成車組立工場となる。なお第四ラインの増設により、第三工場への累計投資額は260億ルピー(約450億円)、同工場の従業員数は約7000名となった。
第三工場は「喜びを次世代へ」のコンセプトに基づいたグリーンファクトリーとして、水の年間使用量すべてを雨水収穫システムにより賄うなど、先進の環境技術を導入。また、増設した第四ラインでは、塗装工程においてエアの供給量を自動制御する塗装ブース自動エアバランシングシステムを、ホンダの二輪車の生産工程で初採用。さらに、溶接、塗装、部品搬送工程に、新たに14台のロボットを導入し、安全性や生産性を高めたほか、作業者の負荷を軽減している。