ZMPは、2020年東京五輪での完全自動運転タクシー実現に向け、東京・お台場で実施している公道実験の進捗状況を動画にて公開した。
ZMPでは、2014年から名古屋市で自動運転の公道実証実験を開始。昨年2~3月には神奈川県藤沢市湘南ライフタウンで、ロボットタクシーの自動運転技術担当として公道実験を実施。同社は2020年東京五輪での完全自動運転タクシーによるサービス提供を目指しており、その後、交通量の多い東京・お台場で公道実験を実施。走行テストでは、前車追従、レーンキーピング、信号認識、レーンチェンジ、左折走行などの様々な走行を行い、1月と4月に技術開発の進捗状況を動画にて公開してきた。
ZMPの自動運転公道実証実験では、カメラによる白線認識に加え、LiDARやステレオカメラとのセンサフュージョンによるさらに安定した自己位置の推定を実現。工事により片側レーンが閉鎖されガードレールで反対車線へ誘導された環境でも自動運転ができるよう改善したほか、熟練ドライバーの運転パターンを収集し制御アルゴリズムへ取り込むことで、よりスムーズなレーンチェンジなどの制御が行えるよう改良を加えている。
今回の動画では工事現場を回避し、スムーズなレーンチェンジを行う模様などが収められている。