JR西日本は9月5日、大阪環状線を半世紀近く走り続けてきたオレンジ色の103系電車が引退すると発表した。最後の編成は10月3日で営業運転を終了する。
103系は旧国鉄が開発した通勤形電車。全国各地の都市圏に大量投入され、大阪環状線では1969年12月から運行されている。2016年12月にデビューした新型車両(323系電車)が順次増備され、これに伴い103系は数を減らしている。現在は1編成のみ残っているが、これも10月3日で営業運転を終了することが決まった。
大阪環状線を走るオレンジ色の国鉄形電車は103系のほかに201系が存在するが、こちらも2018年度をめどに323系に置き換えられる予定だ。
JR西日本は大阪環状線からの103系引退に先駆け、引退記念動画「LOOP大阪環状線」を公開。103系から見た前面展望映像と103系の歴史写真を組み合わせた内容になっている。