【フランクフルトモーターショー2017】ホンダのパワーマネージャー…EVが家庭に電力供給

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ホンダ・パワーマネージャー・コンセプト
ホンダ・パワーマネージャー・コンセプト 全 5 枚 拡大写真

ホンダは9月12日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2017において、「ホンダ・パワーマネージャー・コンセプト」を発表した。

ホンダ・パワーマネージャー・コンセプトは、効率的なエネルギーマネジメントを実現する目的で開発されたもの。モビリティと暮らしをつなぐパワーコンディショナーで、太陽光などの再生可能エネルギーや燃料電池車によって発電した電気と系統電力をやり取りして、家庭やEV向けに必要に応じた充放電を行う。

ホンダは、フランス政府が主導する「SMILE」(SMart Ideas to Link Energies)プロジェクトに参加。これは、IoT(モノのインターネット)技術の活用や、再生可能エネルギーの効率的な利用などを促進するフランスの国家プロジェクト。ホンダはフランス西部で2020年までに展開される実証実験に、パワーマネージャーを提供していく。

ホンダモーターヨーロッパのフィリップ・ロス上級副社長は、「パワーマネージャーは必要に応じて、EVバッテリーのエネルギーを利用して家庭に電力を供給し、メイングリッドからの需要を最小限に抑える。EVのエネルギーをグリッドに戻して売却し、オーナーは収入を得ることも可能」と述べている。

《森脇稔》

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