気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2017年9月14日付
●半導体売却、東芝「日米韓」と覚書、交渉推進、来週の契約目標(読売・1面)
●トヨタ副社長「英へ投資疑問符」(読売・9面)
●輸送「脱トラック」今度こそ、運転手不足に対応、環境負荷低減、国、船・鉄道への転換促す(朝日・8面)
●ハローキティ、タイヤにも、韓国系大手、受注生産(朝日・8面)
●電動ベビーカー「車道へ」ネット炎上、経産省困惑「この製品がサイズオーバー」(朝日・8面)
●アップル「iPhone X」発売 熱狂取り戻せるか(毎日・6面)
●独ショー、近未来空飛ぶ車登場? 開発中時速360キロ(毎日・7面)
●新型スイフト、スズキが発表(毎日・7面)
●五輪へ新型タクシー、藍色で統一、来月投入(産経・25面)
●VW25年にEV300万台、全体の四分の一、中国は150万台(日経・1面)
●中国販売店4割増、三菱自、PHV投入見据え(日経・13面)
●ガソリン6週ぶり下落、店頭131.3円、卸価格下げ反映(日経・21面)
ひとくちコメント
EV(電気自動車)の話題ばかりが際立つドイツで開催中のフランクフルト自動車ショーだが、「空飛ぶ車」や、F1マシン並みの高性能車も披露されているそうだ。
きょうの毎日と産経が、共同通信が配信した記事を掲載。それによると、スロバキアの新興企業のエアロモービルが、「空飛ぶ車」と銘打った試作車を出展。車両の長さは6メートル弱で、約2.2メートルの幅は翼を広げると8.8メートルに広がるそうだ。
飛行時は最高速度が360km/h、航続距離は最大750km/h、飛行モードにすると折りたたんだ翼が広がり、3分未満で「飛行機」に一変するという。2020年の発売を予定しており、価格は120万ユーロ(約1億5800万円)という。
「空飛ぶ車」の開発をめぐっては、トヨタ自動車が社内の若手グループが中心となって進められてきたプロジェクトに、開発資金を拠出するほか、米国のベンチャー企業などが手掛ける試作モデルのニュースも伝えられている。
今回のフランクフルト自動車ショーのテーマは「未来を体験する」という。夢のような「空飛ぶ車」はテーマにふさわしいクルマだろう。10月下旬には東京モーターショーも開催されるが、メインテーマは「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」。何を動かそうとしているのか、抽象的でわかりにくいが、各社の出展概要はこれから明らかになる。果たして、ワクワクドキドキするような近未来の夢のクルマが登場するのか、興味津々だ。