【フランクフルトモーターショー2017】VW初の完全自動運転車、セドリック が進化…スポーツカーも計画

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フォルクスワーゲン セドリック の進化版
フォルクスワーゲン セドリック の進化版 全 10 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは9月12日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2017において、自動運転コンセプトカー、『セドリック』の進化モデルを初公開した。

セドリックは2017年春、ジュネーブモーターショー2017で発表。フォルクスワーゲンが初めて、「レベル5」の完全自動運転を実現するために開発したコンセプトカー。フォルクスワーゲンが想定するセドリックの使われ方には、ドライバーは存在しない。キーワードは、「ボタン」。ボタンにタッチするだけで、誰もが、いつでも、どこからでも移動することができるのが特徴。

例えば、出張や旅行先では、自宅に居る時と同じようにボタンを押すだけで、セドリックは自動運転による共有モビリティビークルとして、ユーザーの元へ。また、子供たちを学校に送迎し、両親を会社まで連れて行き、自動で駐車スペースを探し、注文した商品を受け取り、駅に到着した来客を出迎えて帰ってくることも可能。一連の動きはすべて、ボタン操作、ボイスコントロール、またはスマートフォンアプリを使用して、完全に自動的、確実かつ安全に行われる。

フランクフルトモーターショー2017で初公開されたセドリックの進化版では、ボディカラーをアンスラサイトシルクグロスに変更。ストライプと「42」のロゴも新たに配された。インテリアは、素材を見直すなどのアップデートを受けた。

また、フランクフルトモーターショー2017において、フォルクスワーゲンは、セドリックに複数の派生バージョンを計画していると発表。同社のマティアス・ミュラーCEOによると、都市向けの完全自動運転車、長距離走行向けの高級車、スポーツカー、自動運転のデリバリーバンなどを想定しているという。

《森脇稔》

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