近江鉄道日野駅でリニューアル記念イベント…元西武の「赤電」も運行 10月1日

鉄道 エンタメ・イベント
『日野駅舎再生記念号』に使われる西武401系(2代目)の生き残り820系。近江鉄道が創立120周年を迎えた2016年に、西武時代を意識した塗色に戻され、「赤電」の愛称で親しまれるようになった。
『日野駅舎再生記念号』に使われる西武401系(2代目)の生き残り820系。近江鉄道が創立120周年を迎えた2016年に、西武時代を意識した塗色に戻され、「赤電」の愛称で親しまれるようになった。 全 1 枚 拡大写真

滋賀県日野町は10月1日、近江鉄道日野駅舎のリニューアルを記念した「日野駅舎完成記念イベント」を開催する。開催時間は10時から15時まで。

日野駅は、現在の近江鉄道本線八日市駅(東近江市)~日野駅間が開通した1900年10月に開業した。現在の駅舎は大正時代の1916年に改築されたもので、現存する私鉄の駅舎では最古級を誇る。

築100年以上が経過したことから一時は取り壊しも検討されたが、日野町の貴重な財産として見直され、町がリニューアルのための予算を計上。耐震補強を施したうえで、カフェを併設した観光案内所「なないろ」を設置するリニューアル工事が行なわれた。

その結果、8月1日には駅務部分の使用を開始、「なないろ」は10月1日にオーブンする運びになったことから、イベントが行なわれることになった。

当日は、駅前特設広場で日野駅周辺の鉄道ジオラマの展示などが行なわれるほか、元西武鉄道の401系(2代目)で、「赤電」の愛称で親しまれている820系電車(モハ822+モハ1822)を使用した特別列車『日野駅舎再生記念号』が運行される。

この列車は、日野駅を10時25分に発車し、貴生川駅(甲賀市)折返しで11時05分に日野駅に戻る。列車到着後から14時までは、駅構内で「赤電」の公開も行なわれる。

なお、『日野駅舎再生記念号』の乗車券は、当日の8時30分から無料で発行する(先着順)。途中下車はできない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  7. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る