米国のEVメーカー、テスラが現在、開発を進めている同社初のEVトラック。そのデビューに関して、2度目の延期が発表された。
これは、テスラのイーロン・マスクCEOが、公式Twitterページで明らかにしたもの。「テスラのセミトラックの発表を11月16日に延期する」と公表している。
当初、このセミトラックは9月に発表される計画だった。しかしその後、10月26日に発表を延期。そして今回、発表が11月16日へ、再延期されることが決まった。
イーロン・マスクCEOは、再延期の理由につて、「『モデル3』の生産のボトルネック解消に、経営資源を投入するため」と説明。新型EVのモデル3に関しては、2017年第3四半期(7~9月)の納車台数が220台と、当初の計画を大幅に下回り、生産障害の克服が課題になっていた。
また、マスクCEOは、再延期のもうひとつの理由として、「プエルトリコを支援するため」と述べた。米国の自治領のプエルトリコでは9月下旬、大型ハリケーンの「マリア」の直撃を受け、人口350万人の国全体が停電する被害に。これを救済する目的で、マスクCEOはプエルトリコ向けのバッテリー生産を増やす意向を示している。
Tesla Semi unveil now Nov 16. Diverting resources to fix Model 3 bottlenecks & increase battery production for Puerto Rico & other affected areas.
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年10月6日