ダイムラーは10月17日、メルセデスベンツの自動運転除雪車を使った実証実験をドイツの空港で開始した、と発表した。
この実証実験には、メルセデスベンツの『アロクス』をベースにした除雪車を使用。メルセデスの最新「リモート・トラック・インターフェース」技術が搭載されており、無人状態の4台の除雪車が隊列を組んで、車間を維持しながら、自動運転での除雪作業を想定した走行テストを行っている。
4台の除雪車は、最新版のリモート・トラック・インターフェースによって、テレマティクスシステムに相互接続。すべての車両間で、リアルタイムでデータが共有される。デュアルGPSトラッキングと車車間(V2V)通信技術も搭載。高度な自動運転を可能にする。
また、自動運転の除雪車は、今回のテストは4台だが、実際の運用では最大14台まで拡大することができる。ダイムラーによると、すでに複数の空港が、自動運転除雪車の導入に関心を示しているという。