【東京モーターショー2017】ホンダ モンキー が125で復活!?…より走りが楽しめる

自動車 ニューモデル モーターショー
ホンダ・モンキー125
ホンダ・モンキー125 全 11 枚 拡大写真

今年8月に生産終了した50ccレジャーバイク『モンキー』。発売開始は1967年(昭和42年)で、2016年末までのシリーズ累計生産台数は約66万台にもなるロングセラーモデルだったが、排ガス規制の強化によって惜しまれつつ姿を消した。

その復活を願うファンの声は、ホンダにもしっかり届いていたようだ。ホンダブースには、後継機種らしき姿があった。

しかしデザインは同じだが、車体がひとまわり以上も大きい。なんと飾られているのはエンジン排気量125ccだ。発売は反響次第だという。

デザイン室のチームリーダー立石康さんによると、「従来のモンキー、そのままのカタチを125であらわした」という。

「高いハンドル、太いタイヤ、タイヤと離れたフェンダー、背の高いシート、アップマフラー、モンキーそのままです」(立石さん)

前後8インチだったタイヤは12インチになっているが、立石さんが言うとおり、たしかに50cc時代のモンキーがそのまま大きくなっている。

フレームとエンジンは、同社の125ccモデル『グロム』をベースとしている。モンキーらしく、前後がギュッと詰まったスタイルを再現するために、ホイールベースはグロムより短い。

Honda R&D Southeast Asia Co.,LTD Product Engineering Division の勝田純平さんはこう言う。

「125ccになればスピードも上がりますし、モーターサイクルとしてのライディングをより楽しめるものとなります。サスペンションは倒立式ですし、ブレーキも前後ともディスク式にグレードアップしてあります」

展示されていた車両は、いまにも量産可能と言わんばかりの完成度。モンキー50年の歴史は、まだ終わっていなかった。新時代の幕明けは間もなくかもしれない。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 今スズキの250ccスポーツが面白い!快適ツアラーな『GSX250R』に俊足エクスプレスの『ジクサーSF250 / 250』もPR
  2. 東京E-Prix 市街地コースは臨海都心に準備…フォーミュラE[写真32枚]
  3. 【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】「アウトバック」以来、30年にわたる挑戦の成果…諸星陽一
  4. かつての『ハイラックスサーフ』、15年ぶりのモデルチェンジへ…トヨタが予告
  5. ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
  6. 日産『エルグランド』一部仕様変更、安全装備を強化
  7. マットブラックのカスタムハイエース、限定20台で発売決定
  8. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  9. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  10. スズキ『GSX-8R』が純粋に走りを楽しめる理由は、素晴らしい“素材”とエンジンにあるPR
ランキングをもっと見る