スズキは、10月27日から一般公開が始まった東京モーターショー2017において、3台のバイクを参考出展。そのどれもが身近かつ等身大で遊べるモデルとなっている。
『SV650DX』は、同社の645ccクラスのエンジンを積んだ同社のミドルクラス『SV650』のカスタマイズコンセプト。2016年の東京モーターサイクルショーに出展した『SV650ラリーコンセプト』をさらに進化させ、現在のトレンドとなっているネオレトロのテイストを注入。小ぶりなフロントカウルやセパレートハンドルを装備し街中でおっと目を引く粋なスタイルを表現している。
『スウィッシュ』は、都会的なスタイルを持った原付二種スクーター。スズキの原付二種スクーターと言えば『アドレス V125』(生産終了)が有名だが、スウィッシュは同じ原付二種になりながらより上質なイメージを表現。10インチタイヤの採用による軽快な乗り味なども気になる一台だ。
『GSX-R125』は、原付二種ながらも本格的なスポーツ性能を詰め込んだ。車名の「GSX-R」が示す通り、スーパースポーツのスタイリングを踏襲。エンジンは124cc水冷単気筒DOHCエンジンを搭載。トランスミッションも6速MTを採用しており、積極的にスポーツ走行を楽しみたいパッケージだ。
10月25日、メディア向け発表会の場で、スズキの鈴木俊宏代表取締役社長は「スズキのブースのテーマは『ワクワクをだれでもどこへでも』。クルマ一台一台の役割は異なっても、乗る人を常にワクワクさせるものでなければいけない」と冒頭で語った。これは四輪車だけではなく、同社の二輪車にも通じる考え方。今回出展した3台はもちろん、そのほかのモデルにおいても、そのテーマが込められていると言えるだろう。