古野電気、高精度自車位置検出ユニットを開発…タクシー配車システムなどに活用

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古野電気 スマートGPS PT-G1
古野電気 スマートGPS PT-G1 全 2 枚 拡大写真

古野電気は10月30日、ビジネス向けの高精度な自車位置検出ユニット端末として、スマートGPS「PT-G1」を開発したと発表した。

新商品は、2013年発売の自律航法マルチGNSSモジュール「GV-87」をベースに開発。業務用で使用しているタブレット端末に接続するだけで、カーナビで採用されている高精度な位置測位を利用できるようになる。

具体的にはGPSやGLONASS、準天頂衛星みちびき(QZSS)、SBASなど各GNSS衛星の信号と、6軸センサー(3軸加速度・3軸角速度)、車速パルスから得られる各種情報を独自演算。位置情報の誤差を極限まで減らし、都市部のビル街や高架下、トンネル内などでも正確な位置測位ができるようになる。

新商品は、都市部で利用が高まりつつあるタクシーの配車システムにおいて、自車位置を正確に把握するためのセンサーとして活用することを想定。すでにクラウド型タクシー配車システム「スマートタクシー」を提供する日本ユニシスが、同商品を位置センサーとして採用することを決定している。

古野電気では今後、さらにタクシーをはじめとする業務用車両でのタブレット端末活用の拡大に応じたさまざまな位置測位ソリューションを支援するビジネスを展開する計画だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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