ヤマハ『モトボット・バージョン2』は、モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合し、未知の領域を開拓する自律ライディングロボット。
ヒト側から見た車両操作にフォーカスし、200km/h以上でのサーキット走行を可能にした。モトボットは2015年の第44回東京モーターショーで「バージョン1」を発表。ハードウェアやソフトウェアを進化させたバージョン2が、今回ヤマハブースで発表された。
6つのアクチュエータを搭載し、スロットルやブレーキ操作、シフトチェンジ、前後ブレーキ、ステアリングを人間と同じ動きで操作する。高精度のGPSシステムと補正のためのIMUを用いて自律走行を可能とした。
モトボットは、サーキットを走るために必要な情報と技術だけを持つシンプルな構成となっていて、そこに人間が抱く恐怖心のようなもものは一切ない。その部分は強みだという。
モトボットの開発で得た高度な要素技術や知見は、既存ビジネスの新たな価値創造や、新規ビジネスの開拓に活かされる。