三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は11月20日、FUSOの海外向けノックダウン(KD)出荷台数200万台達成を発表。川崎市の東扇島KDパッキングセンターにて記念式典を開催した。
式典では、MFTBCのスヴェン・グレーブレ副社長兼生産本部長が「KD生産200万台の達成をとても誇りに思う。我々は引き続き革新的で効率的なプロセスを追求し、海外生産をより合理化することでより良い商品を提供していく。また成功に不可欠である海外KD生産国のパートナーに心から感謝する」と挨拶した。
また、インドネシアでトラックとバス用シャシーを生産するKRM社のLambertus Hutauruk社長は「累計200万台達成は優れた商品力だけではなく、三菱ふそうのサポートと全てのKD国に対する信頼によるものだ」と述べた。インドネシアは、MFTBC最大のKD生産国であり、今年3月には小型トラック「コルトディーゼル(日本名:キャンター)」が1975年の発売以来累計販売台数100万台を達成した。
MFTBCは海外14か国で小型・中型・大型トラックと小型バスの現地生産を行っている。川崎製作所と部品サプライヤーから部品やコンポーネントをKDセンターに配送、梱包しKDキットとして出荷している。今月には新たにナイジェリアで小型トラック「キャンター」のKD生産を開始。現地販売代理店CFAO社の工場で年間500台の生産が可能になる。