アストンマーティンは11月21日、英国ロンドンにおいて、新型『ヴァンテージGTE』を発表した。
同車は11月21日、世界6か所で同時ワールドプレミアを飾った新型『ヴァンテージ』のレーシングカー。市販車とレーシングカーの開発は並行して行われた。
新型ヴァンテージGTEは、アストンマーティンレーシングが開発を担当。アストンマーティンレーシングは現在、WEC(世界耐久選手権)のLM-GTEカテゴリーに、『V8ヴァンテージGTE』で参戦中。新型ヴァンテージGTEは、その後継モデル。
新型ヴァンテージGTEは、FIA(国際自動車連盟)の厳しいGTEクラスのレギュレーションに準拠するように設計。パワートレイン、シャシー、空力特性は、市販車をベースにしながら、レースで本領を発揮するよう、最適化が図られた。
エンジンについては、メルセデスAMG製の4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボがベース。ブレーキはアルコン、サスペンションはオーリンズ、タイヤはミシュランと共同開発された。
開発車両はすでに、1万3000kmの走行テストを完了。スペインのサーキットでは2回、30時間に及ぶ耐久テストを行った。新型ヴァンテージGTE は、2018/2019年シーズンのWECへの実戦投入を予定している。