成田空港駅と空港第2ビル駅で「おもてなしガイド」を試行 12月18日から

鉄道 企業動向
「おもてなしガイド」の使用イメージ。成田国際空港では、2015年に第2旅客ターミナル本館3階で実証実験が行なわれているが、駅部では初の実施となる。
「おもてなしガイド」の使用イメージ。成田国際空港では、2015年に第2旅客ターミナル本館3階で実証実験が行なわれているが、駅部では初の実施となる。 全 1 枚 拡大写真

JR東日本とヤマハは、12月18日から当分の間、千葉県成田市の成田空港駅と空港第2ビルで、ヤマハが開発した「おもてなしガイド」を活用した多言語実証実験を行なう。

「おもてなしガイド」は、言語や聴力に拘わらず、誰もがアナウンスの内容を理解できる「音のユニバーサルデザイン化支援システム」として開発されたアプリケーションで、スマートフォンなどに、日本語で流れるアナウンスを任意の言語に翻訳し、文字表示する機能を持つ。スマートフォンなどのマイクを通して音を拾ってデータ化するため、インターネットを介さずに利用できるのが大きな特徴だ。

鉄道では、これまで、JR東海、JR西日本、東京急行電鉄、京浜急行電鉄、東京都交通局、近畿日本鉄道、京阪電気鉄道、南海電気鉄道、阪神電気鉄道、京福電気鉄道の駅や列車内などで実証実験が行なわれているが、JR東日本では初めてとなる。

アプリケーションは、iOS8.0以降を搭載したApple社製端末とAndroid OS4.4以降を搭載したAndroid端末で利用できる。

対象言語は日本語のほか、英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・タイ語・フランス語・スペイン語で、今回の実験では、成田空港駅と空港第2ビル駅のコンコースやホームで、大小さまざまな音が集まる状況下での音声認識の正確さや安定性を検証する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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