”インド人もビックリ!”17年インド新車販売 、ドイツ抜き世界4位浮上【新聞ウォッチ】

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年1月12日付

●19年G20東京か大阪か、政府、来月にも決定、6月開催が軸 (読売・1面)

●JR東海社長に金子氏、葛西名誉会長は代表権返上 (読売・2面)

●アラバマ新工場発表(読売・8面)

●手頃な「軽」人気集中、昨年新車販売、上位10位中6車種 (読売・8面)

●アイボ復活の試金石、業績回復ソニー革新性回帰 (読売・9面)

●アマゾンのAIトヨタ車導入へ、米で発売分 (朝日・6面)

●ベア要求「3000円以上」決定、自動車総連残業上限の目標も(朝日・6面)

●輸入車20年ぶり販売30万台超え (朝日・8面)

●中国新車販売2887台、9年連続世界一、伸び鈍化3%増、17年(毎日・6面)

●大雪、電車立ち往生、JR信越線社内に600人、新潟・三条(産経・1面)

●インド車市場独を抜く、昨年400万台、中米日に次ぐ、新興国、世界をけん引(日経・1面)

●社説、交通事故死をもっと減らそう(日経・2面)

●コバルト、EV普及の壁、国際価格3倍以上に上昇(日経・2面)

●つながる車、6社実験、日産、ドコモ、クアルコムなど(日経・13面)

●マツダ背伸びの増産投資、トヨタ依存なお深く(日経・15面)

●ガソリン、2年半ぶり高値、元売り原油高を転嫁(日経・20面)

ひとくちコメント

国内外の自動車市場で、昨年(2017年)1年間の新車の販売状況が相次いで明らかになっている。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が、2017年の国内車名別新車販売台数で、トップがホンダの軽自動車『N-BOX』だったことを発表。新車販売ランキングでベスト10の中に軽自動車が6車種も占めていたという。きょうの各紙も「手頃な『軽』人気集中、昨年新車販売、上位10位中6車種」 (読売)などと報じている。

また、好調な輸入車についても、日本自動車輸入組合によると、2017年の外国メーカーの新車販売台数が、前年比3.7%増の30万6088台となり、30万台の大台を超えるのは1997年以来20年ぶりで、過去2番目に高い水準だったそうだ。朝日などが「輸入車20年ぶり販売30万台超え」などと伝えている。

一方で、海外市場に目を向けると、世界最大の中国では、中国自動車工業協会が2017年の新車販売台数を発表したが、それによると、前年比3%増の2887万9000台と過去最高を更新。伸び率は鈍化したものの9年連続で世界一の自動車市場となったという。

そんな中、驚いたのは成長が著しいインド市場。2017年の新車販売台数が410万台となり、自動車大国のドイツを抜いて、世界4位に浮上したそうだ。

きょうの日経が1面トップで「インド市場独を抜く」とのタイトルで大きく報じている。しかも、前年比10%増と2ケタの成長を続けており「20年にも日本を抜き、世界3位に浮上する」(日経)と予想している。

インドといえば、30年以上も前からインド市場を地道に開拓してきたスズキの独壇場だが、株価が年初から高値を更新して一時6800円を超えたのも納得できる。

《福田俊之》

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