ZMPの自動運転用コンピュータ、オープンソースのソフトウェアライブラリに対応

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ZMPは1月23日、自社開発の自動運転用コンピュータIZAC(アイザック)について、汎用開発ツールであるOpenCV「ポイントクラウドライブラリ(PCL)」への対応を開始したと発表した。

IZACは、自動運転に必要となる認知・判断・操作の機能をライブラリ化し、効率的に開発を進めることができるハードウェアとソフトウェアの統合システム。同社開発の自動運転車「ロボカー ミニバン」に搭載し、自動運転技術開発プラットフォームとして販売するとともに、公道での各種実証実験に使用している。

IZACは、インテル高性能プロセッサをメインCPUに使用し、リアルタイム性を要求されるタスクと非リアルタイムなタスクをワンボックスで制御できる。ロボット制御のフレームワークにはリアルタイム性に優れ、ドイツAUTONOMOS社の自動運転車にも採用されているOROCOSを採用。周囲環境認識、制御、軌道生成など自動運転に必要となるアルゴリズムをコンポーネント化し、タスク監視、モニタ、ロギングなど、アプリケーション開発のための仕組みを提供している。

OpenCVはオープンソースの画像認識機能のソフトウェアライブラリで、カメラ映像から白線検出や信号検出などに活用可能。PCLは、オープンソースの3次元点群処理のためのソフトウェアライブラリで、ステレオカメラやLiDARから得られる3次元データを入力として、自車位置の特定や障害物の検出などに活用できる。

今回、IZACがOpenCV・PCLに対応することで、オープンソースソフトウェアの活用による開発・検証の加速や効率化、開発アルゴリズム・ソフトウェア資産の活用が期待できる。IZACの価格(税別)は350万円より。

《纐纈敏也@DAYS》

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