日産自動車の中国合弁、東風汽車有限公司(DFL)は2月5日、中国の全てのブランドに「プロパイロット」を導入すると発表した。
プロパイロットは、高速道路の同一車線で使える自動運転技術。まずは2016年8月、日本国内向けの新型『セレナ』に採用された。プロパイロットは、高速道路の単一車線での自動運転技術で、渋滞走行と長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御し、ドライバーの負担を軽減する。
さらにプロパイロットでは、高度な画像処理技術によって、道路と交通状況を把握。ステアリングを正確に制御し、人間が運転している感覚に近い自然な走行を追求した。新型『リーフ』にも、このプロパイロットが採用された。
日産は中国市場の全てのブランドに、プロパイロットを導入する計画。このプロパイロットを含めた先進運転支援システム(ADAS)や、e-parkingの採用も拡大していく方針。さらに、中国政府の規制の緩和に伴い、2019年から中国でレベル1とレベル2の自動運転技術を導入する予定、としている。