三菱自動車は2月8日、『RVR』のフロントワイパーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2010年2月8日~2016年4月1日に製造された3万2028台。
フロントワイパーモーターにおいて、フロントデッキ部の防水構造が不適切なため、フロントデッキガーニッシュとウインドシールドガラスの間から伝った水がワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部に浸入することにより、ジョイント部内部に錆が発生し異常摩耗を起こすことがある。そのため、最悪の場合、ワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部が外れ、ワイパーが作動しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、フロントワイパーリンクのロッドを対策品と交換し、ワイパーモーターのボールジョイントを新品と交換する。
不具合は5件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
今回のリコールは一昨年11月、2010年2月8日から2014年1月10日に製造された2万7562台を対象に届け出を行ったものだが、継続調査の結果、それ以外にも同様の不具合が発生するおそれがあることが判明したため、リコールを実施する。