メルセデスベンツは、商用車の新型『スプリンター』に先進運転支援システム(ADAS)を搭載すると発表した。
スプリンターは、メルセデスベンツの主力商用車。12年ぶりにフルモデルチェンジを受けて、3世代目となる新型スプリンターが初公開された。新型スプリンターの特徴のひとつが、先進運転支援システム(ADAS)の搭載。従来、メルセデスベンツの乗用車向けだった安全技術を、商用車にも拡大展開する。
たとえば、「アテンション・アシスト」は、高速道路で長時間運転を行っている際などに、70以上ものパラメーターで運転スタイルを分析。疲労レベルを5段階で視覚的に表示する。さらに運転者の疲労や注意力の低下を検知すると、警告音とともに休憩を促すメッセージをマルチファンクションディスプレイに表示する。
また、「アクティブ・レーン・キーピング・アシスト」は、フロントウインドウのマルチファンクションカメラが、車線を検出。車線をはみ出したと判断すると、ステアリングホイールを断続的に微振動させて、ドライバーに警告する。ドライバーが反応しない場合、自動補正ブレーキによって車両を車線内に戻す。
さらに、「アクティブ・ディスタンス・コントロール・ディストロニック」は、先行車との車間距離を維持しながら走行し、自動再発進機能も備える。停止後30秒以内であれば、ドライバーがアクセルを踏まなくても、自動的に発進してくれる。