自工会 西川会長「今年度の堅調を維持」…18年度需要予測は微減の517万台

自動車 ビジネス 国内マーケット
日本自動車工業会の西川廣人会長
日本自動車工業会の西川廣人会長 全 1 枚 拡大写真

日本自動車工業会の西川廣人会長は3月15日の記者会見で、2018年度の国内新車需要見通しを発表した。自動車(4輪車)は、17年度見込み比0.3%減の517万5100台と、小幅ながら3年ぶりのマイナスを予測している。

このうち登録車は、横ばいの333万6100台を見込んだ。登録車は17年度上期までは堅調に推移したものの、下期からマイナスとなっており、18年度も若干の調整が続くとの想定になっている。仮に減少すれば2年連続となる。

一方、軽自動車は17年度が4年ぶりのプラスと好調だったことから、18年度は0.9%減の183万9000台と、需要の一巡もあってマイナスを予測している。減少は2年ぶり。3月を残すのみとなっている17年度の総需要については、2.2%増の518万9600台と2年連続の増加を見込んだ。500万台乗せも2年連続。

西川会長は18年度の需要見通しについて「登録車も軽自動車も今年度の堅調が維持されると見ている。510万台を超える高い需要が維持されると捉えている」と指摘した。

西川会長は14日に決着した今年の春闘交渉については「総じて言うと5年連続のベースアップとなった。(自動車産業が)経済の好循環に貢献できている結果と見ている」と評価した。

また、同日の理事会で5月に就任する次期会長に豊田章男副会長(トヨタ自動車社長)が内定したことも公表した。任期は20年5月までの2年間。豊田氏は12年から14年にかけても会長を務めており、1度退任した後に会長に再任されるのは、初のケースとなる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  5. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
  6. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  7. EVは自宅充電と電気料金プラン選びが大切! 竹岡圭がユアスタンドに聞く、“楽しくお得なEVライフ”のコツPR
  8. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  9. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  10. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る