ZMPは、3月20日・22日・23日の3日間、品川港南エリアで実施される、人とロボットの共生社会に向けた実証実験に、宅配ロボット「キャリロ デリバリー」で技術協力すると発表した。
キャリロデリバリーは、ZMPが自動車の自動運転技術開発で培った自律移動技術を応用した宅配ロボット。物流のラストワンマイルの課題解消や、日々の買い物を手助けすることを目指し、実証実験を進めている。宅配ボックスを搭載したキャリロデリバリーは、周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自動走行し、荷物を目的地へ届けることができ、遠隔監視や遠隔操作にも対応する。
実証実験は、電通国際情報サービスのオープンイノベーションラボと東京大学暦本研究室が共同開発した遠隔コミュニケーションデバイス「TiCA(チカ)」とキャリロ デリバリーを組み合わせて実施。品川港南エリアの複数の複合施設やビルにまたがる約350mのルートを、TiCAを装備したキャリロデリバリーが自律走行し、カップコーヒーを目的地まで届ける。想定外の事象により走行困難となった際は、TiCAを用いて遠隔から周囲とコミュニケーションをとり、トラブル回避を図る。