ダイムラーは、グーグル(Google)と量子コンピューターの分野において、戦略的な提携を結ぶと発表した。
量子コンピューターは、次世代の高速コンピューター。従来のスーパーコンピューターよりも非常に速く、非常に複雑なタスクを解決することができる。
グーグルと提携することにより、ダイムラーの研究とITのスペシャリストチームは、将来のモビリティに関連する問題を追求するために、グーグルの量子コンピューターを使用することが可能になる。具体的には、バッテリーセルの開発、人工知能(AI)の開発を進めるためのディープラーニング、生産計画と生産プロセスの最適化、輸送ロジスティクス効率化などの分野へ、量子コンピューターの導入を想定している。
ダイムラーの研究開発担当、オラ・カレニウス取締役は、「量子コンピューターは、多様なアプリケーションだけでなく、持続可能で効率的なモビリティソリューションを開発するうえで、今後重要な役割を果たす可能性がある」と述べている。