23日、国会議員・逢沢一郎氏が東京モーターサイクルショー2018を訪れて、行政に対する要望をまとめた署名活動に応じた。
署名は警察庁、国土交通省、経済産業省、文部科学省の4省庁に対する要望。違法駐車取締りの見直し、高速道路の条件付き路側帯走行利用、排気量125cc免許の小型二輪免許の取得の簡易化を求める警察庁要望、高速道路通行料金の引き下げ、駐車場整備、ETC車載器購入助成を求める国交省要望、2サイクルからの乗換えエコ助成を求める経産省要望、交通教育の義務化を求める文科省要望から構成される。自民党二輪車問題対策プロジェクトチームで議論されている内容とも、その一部は重なる。
座長を務める逢沢氏は「私も一筆書かないとね」と笑顔で語り掛けてペンを執った。この前日に開催された二輪車問題PTで、逢沢氏は「バイク通行料金を軽自動車の5/8にすべき」と訴えたばかり。また、二輪車の違法駐車取締りについて、警察庁に説明を求めた。警察庁からは「地域の交通実態等に応じ、駐車規制の対象から二輪車を除くなど、きめの細かな対応に努めている」という回答を引き出している。
ただ、いずれの課題も10年以上にわたって要望が続けられているが、ほとんど解決に至っていない。唯一、具体化したのは、排気量125cc免許の小型二輪免許の取得の簡易化が、来年度に方針が示されるということだけだ。
逢沢氏は二輪車料金の独立化について「年内にも道筋をつけなければならない」と主張して、二輪車問題PTの開催ペースを上げている。
東京モーターサイクルショーの署名は、全国オートバイ組合連合会が主催し、バイクの日の8月19日前後に、関係省庁に要望書と共に提出している。この日間だけで約1万人の署名があるという。
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