ハーレーダビッドソンは初公開2車種、新ソフテイルシリーズ9車種を展示…東京モーターサイクルショー2018

モーターサイクル 新型車
ハーレーダビットソン(東京モーターサイクルショー)
ハーレーダビットソン(東京モーターサイクルショー) 全 41 枚 拡大写真

3月23日にはじまった東京モーターサイクルショー2018に出展したハーレーダビッドソン。ニューモデルを前面に押し出したエキサイティングなブースを展開したのでご紹介しよう。

スポーツスターからレトロイメージの新モデルが登場

ステージ中央には日本初公開となった『アイアン1200』『フォーティーエイト・スペシャル』の2台が展示された。いずれも新世代のスポーツスターファミリーとしてデビューしたモデル。

アイアン1200はレトロモダンなデザインとスポーティな装備を併せ持ったモデルとなった。スタイリングはガレージビルドされたチョッパーを感じさせる。タンクへのペイントはクラシカルなムード満点、1202ccのエボリューション1200V-Twinエンジンはシリンダーやヘッド、クランクケースをブラックアウトしボディを引き締める。またミニエイプハンドルやカフェ・ソロシートの採用でリラックスしつつもスポーティなポジションとしたのも特徴だ。

対してフォーティエイト・スペシャルは、クロームパーツを随所にちりばめることでレトロでノスタルジックなムードを演出。特にタペットカバーとプッシュロッドのクロームは、ハーレーの象徴でもあるVツインエンジンのフォルムを一層強調するデザインとなった。オーソドックスなハーレーダビッドソンのスタイルを踏襲したもう一つのスポーツスターの方向性を示した。

新ソフテイルシリーズ9車種が揃って登場

ハーレーダビッドソンブースの多くを占めていたのがソフテイルシリーズの2018年モデル。今シーズンから従来の「ダイナ」「ソフテイル」の両シリーズが統合され新「ソフテイル」シリーズとしてスタートした。ラインアップされる9モデルすべてがブースに登場したのは圧巻だ。

そんなソフテイルシリーズの中でも人気モデルとなっている『ファットボーイ』はワイドスイングアームを装備し240サイズのワイドタイヤを履く。カスタム色の強いデザインはますますレベルアップを果たした。

また、もともとダイナシリーズの人気モデルであった『ローライダー』も新たにソフテイルファミリーに加わった。同モデルならではの魅力である細身&コンパクトは見事に継承。走りがレベルアップしたソフテイルを象徴する一台となっている。

さらに、新たにソフテイルに投入された『スポーツグライド』は2in1マフラーを備えるなどツアラー+スポーティを兼ね備えた。ツアラー的な機能性と走りをブレンドした新しいソフテイルのスタイルを提案するモデルとなった。

かなり毛色が違うのがハイパフォーマンスモデルの『ファットボブ』。倒立サスや2-1-2マフラーを備えるなど、サーキット走行までを意識させるモデル。本物のスポーツ走行を考えるハーレーユーザーにもヒットするモデルとなっている。

これらのモデルを含めて9モデルをラインアップするソフテイルシリーズ。9モデル9様のキャラクターを備えるワイドレンジなラインアップも大きな魅力となった。

ソフテイルのフレームとエンジンがリニューアル

新しくなったソフテイルシリーズの特徴はフレームの新設計、新エンジン「ミルウォーキーエイト」の搭載など多彩だ。

まず新フレームは従来モデルに比べて大幅な軽量化を果たしつつ剛性をアップさせているのが特徴。エンジンをフレームの一部として用いることでも軽量化を実現している。さらに1本サスをフレーム上部に水平にセット、さらにフレーム下部を持ち上げるデザインでコーナリング性能を高めているのも特徴。走りのレベルを大幅にアップしたのも新しいソフテイルの特徴となった。ブースにはフレーム構造がよくわかるスポーツグライドのストリップモデルも展示され、新メカニズムを目で見て確認できた。

さらに新搭載された「ミルウォーキーエイト」はハーレーの伝統である独特の排気音は踏襲しつつ、2つのバランサーを備えることでムダな振動を排除したのが特徴。スムーズなライディングを一層高めているのも新ソフテイルの魅力と言えるだろう。

アニバーサリーモデルなどの注目モデル満載

ブースには他にも数多くのハーレーが展示された。カラーリングで目を引いたのは115thアニバーサリーエディションだ。

ブルーを基調とした2種類の特別記念カラーを用意、「アニバーサリーX」はデニムを思わせるペイントを施し、加えてタトゥーイメージの塗装を施すなど、カスタム色の強いペイントとした。対して「アニバーサリーV」は艶のあるブルーで上質感を高めたストライプを駆使する処理でクラシカルな雰囲気も再現。まさにアニーバーサリーモデルにふさわしい仕上がりとなった。

《土田康弘》

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