VW、ディーゼル車ユーザーへの環境インセンティブを延長…17万人が電動車などのエコカーに代替

自動車 ビジネス 企業動向
フォルクスワーゲン e-ゴルフ の2017年モデル
フォルクスワーゲン e-ゴルフ の2017年モデル 全 3 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループは3月29日、欧州市場でユーロ4とそれ以前のディーゼル車から、電動パワートレーン車などの環境対応車に乗り換える顧客を対象にしたインセンティブを、2018年6月まで延長すると発表した。

フォルクスワーゲングループは排ガス案件以来、パワートレーンの電動化の「e-モビリティ」を、戦略の柱に位置付けてきた。このインセンティブは、電動パワートレーン車の普及を図る一環として、行われている。

このインセンティブは、「環境インセンティブ」と命名。車種によって、最大で1万ユーロ(約131万円)を補助。さらに、『パサート』や『ゴルフ』のプラグインハイブリッド車(PHV)、ゴルフや『up!』のEVに乗り換える顧客に対しては、インセンティブを上乗せする。

今回、このインセンティブの利用者が、導入7か月で17万人に到達。インセンティブは2018年3月末で終了する予定だったが、さらなる利用者の増加が見込まれていることを受けて、フォルクスワーゲングループは2018年6月までの延長を決めた。

なお、このインセンティブは、フォルクスワーゲン、フォルクスワーゲン商用車、アウディ、セアト、シュコダの各ブランドに適用。同社は、すでに17万台が廃車されたことにより、ドイツのNOx(窒素酸化物)排出量は年間2261トン削減された、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
  2. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  3. 【メルセデスベンツ Eクラス 新型試乗】SUV全盛の今に、果たしてどのような人が選ぶのだろう?…河村康彦
  4. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』改良新型…449馬力の直6ツインターボ搭載、表情も変化
  6. ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
  7. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  8. BYDが高級ブランド デンツァ『D9』の先行受注を開始! 同じ右ハンドル市場の日本投入は?…バンコクモーターショー2024
  9. 「フォルクスワーゲンR」、独立ブランドに…今夏新パビリオン開設へ
  10. 日産 キックス 新型、大胆デザインで登場…米国発表
ランキングをもっと見る