気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2018年4月12日付
●出国税1000円、19年1月から(読売・8面)
●日本発全固体電池に期待、電解液タイプの3倍力・高速充電も、EVや小型、新技術のパワーに(朝日・21面)
●リチウム空気電池実用化へ、酸素で発電大容量に、25年目標ソフトバンクなど(毎日・6面)
●ブレーキ不具合トヨタ車リコール(毎日・26面)
●「エヴァ新幹線」ついに見納め、終了間際、各地でイベント、来月13日(東京・27面)
●VW排ガス不正契機、消費者「代表訴訟」EUでも(日経・9面)
●ガソリン10週ぶり上昇、店頭143.3円、元売りの値上がり波及(日経・22面)
●燃料電池バス都が導入拡大、トヨタ製、新たに3台(日経・35面)
ひとくちコメント
納豆、チーズにヨーグルト、そして日清製粉と日本製もパンやうどんの原料となる業務用小麦粉の価格を6月20日出荷分から値上げするという。
さらに、夏の阪神甲子園球場も8月5日に開幕する全国高校野球選手権記念大会の入場料も値上げされる。主催するきょうの朝日が報じているが、値上げの理由は「ここ数年、入場を待つお客様の列の混雑が深刻で、転倒事故などを防ぐための警備費用が増加している」(朝日)などのためだそうだ。
混雑が深刻といえば、訪日外国人旅行客などで賑わう大都市圏の空港も時間帯によっては出入国審査に長い列ができる。
その空港などで日本からの出国する人を対象に、2019年1月7日から一律1000円を「出国税」として徴収することが決まったという。
国際観光旅客税法が参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立したからで、きょうの各紙も取り上げている。それによると、国税で恒久的な税目が新設されるのは、1992年の地価税以来、27年ぶりの新税となるそうだ。
新税は国籍を問わず、訪日外国人旅行者に加え、日本から出国する日本人も徴収の対象としている。航空券や乗船券を発行する際に上乗せして徴収されるため、空港などで別途支払う必要はないという。ただし、航空機や船舶の乗員のほか、トランジットで24時間以内に別の国に向かう乗り継ぎ客、2歳未満の幼児などは非課税となる。
2017年の訪日客約2800万人を含めたと日本からの出国者は約4600万人とされており、1人当たり1000円を徴収すると合計で約460億円の財源となる計算だ。また、2年後には東京五輪・パラリンピックが開催されるため、訪日客だけでも4000万人を見込んでいるという。
ただ、徴収される出国税は「観光振興」に使われるそうだが、きょうの読売は「特定の目的に使われる税金を巡っては、かつて道路整備に充てられたガソリン税が『無駄の温床』と批判されたこともある」として「新税でも使い道のチェックが求められる」と指摘している。
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