JR九州は4月19日、昨年7月に発生した九州北部豪雨の影響で長期不通となっていた久大本線光岡(てるおか)~日田間2.4kmの運行を、7月14日の始発から再開すると発表した。
同区間は、花月川橋梁が流失したことにより、バスによる代行輸送が行なわており、久留米駅(福岡県久留米市)を経由して久大本線に入っていた特急『ゆふいんの森』は、日豊本線を通り小倉・大分経由で運行。特急『ゆふ』は別府・大分~日田間の運行に変更されているが、復旧後は両列車とも久留米経由に戻され、『ゆふ』は博多発着となる。なお、小倉・大分経由の『ゆふいんの森』は7月12日まで運行される。
この運行再開を記念して、JR九州では「久大本線ぜんぶつながるプロジェクト」を展開し、6月中旬から8月中旬まで『ゆふいんの森』にプロジェクトのロゴをラッピングする。
また、観光列車『或る列車』は、7月21日から9月30日までの金~月曜を中心とした40日間、大分~日田間で運行される。時刻は大分9時46分発~日田12時07分着・14時48分発~大分17時12分着。7月22日は日田発大分行きを筑後吉井発に変更し、被災区間を通過する。
このほか、クルーズトレインの『ななつ星in九州』は7月29日、久大本線に入線する。