スズキは4月26日、2018年3月および2017年度(2017年4月~2018年3月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。
●国内販売、17か月ぶりのマイナス 3月
3月度の世界生産台数は前年同月比5.7%増の31万5651台で15か月連続のプラスとなった。国内生産は国内向けが減少し、同5.2%減の9万1359台と2か月連続でマイナスとなったが、海外生産は同10.9%増の22万4292台と、過去最高記録で15か月連続のプラス。インド、ハンガリーなどで増加した。
国内販売は同1.0%減の8万3896台で、17か月ぶりのマイナス。登録車は新型『クロスビー』の上乗せなどで、同6.0%増の1万4358台と、7か月連続のプラスとなったが、軽自動車が『ハスラー』などの減少により、同2.4%減の6万9538台で16か月ぶりのマイナスとなった。
輸出は欧州向けが減少し、同25.5%減の1万4567台と、3か月連続のマイナスとなった。
●世界生産台数、2年連続で過去最高を更新 2017年度
2017年度の世界生産台数は前年比8.6%増の333万8281台となり、2年連続で過去最高を更新した。国内生産は国内向け、輸出向けがともに増加し、同11.5%増の97万1065台と、2年連続で前年実績を上回った。海外生産もインド、パキスタンなどが増加し、同7.4%増の236万7216台、過去最高の数字で6年連続のプラスとなった。
国内販売は同4.6%増の66万8173台で2年連続のプラスとなった。軽自動車は『ワゴンR』や新型『スペーシア』が増加し、同4.5%増の55万6110台で3年ぶりのプラス。登録車は『スイフト』の増加や新型クロスビーの投入などで、同5.0%増の11万2063台、過去最高の記録で3年連続のプラスとなった。また海外販売(速報値に基づく見込み)は、同12.1%増の255万5724台。世界販売は年度で初めて300万台を超える見込みだ。
輸出は同42.7%増の19万8163台で2年連続のプラス。欧州向けなどが増加した。