アストンマーティンは5月16日、アストンマーティン『DB11』のステアリング内の静電気放電用配線に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2016年10月26日~2017年10月19日に製造された217台。
ステアリングコラムモジュール内の静電気放電用配線の組み付けが不適切なため、ハンドル操作を行った際に可動範囲を超え、配線が断線するものがある。また、ステアリングコラムモジュールとカバーとの隙間の設計が不適切なため、異物が侵入し、静電気放電用配線が断線するものがある。そのため、エアバッグの警告灯が点灯し、最悪の場合、帯電した静電気が放電されず意図せずエアバッグが展開するおそれがある。
改善措置として、全車両、新たに静電気放電用配線を追加装着する。
不具合および事故は起きていない。本国メーカーからの情報により届け出た。