JR九州は5月30日、九州新幹線における携帯電話通話エリアの拡大と車内公衆無線LAN(WiFi)サービスの開始を発表した。
通話エリアの拡大工事は、国の電波遮へい対策事業に基づく補助により行なわれており、6月26日からは新大牟田~熊本間約21kmにある9つのトンネル内で通話が可能となる。これにより、博多~新八代間が携帯電話の通話エリアとなる。
残る区間は新八代~鹿児島中央間となるが、このうち新水俣駅の手前までは、現在、工事が行なわれている。
一方、公衆無線LANサービスは、今年秋からJR九州に在籍するN700系と800系で順次開始され、2019年度末までには136両すべてでサービスが実施される。
なお、このサービスは携帯電話回線を利用して提供されるため、電波遮蔽対策が行なわれていない新八代~鹿児島中央間のトンネル内や携帯電話のサービスエリア外では利用できない。