ペダル踏み間違いか、暴走した乗用車が駅舎に突っ込む---改札口をふさぐ

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5月31日正午ごろ、熊本県熊本市中央区内にあるJR豊肥本線・南熊本駅で、駅前ロータリーに進入してきた乗用車が路外に逸脱して駅舎に突っ込む事故が起きた。駅舎内にいた人とクルマの運転者が負傷している。

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熊本県警・熊本南署によると、現場は熊本市中央区南熊本3丁目付近。乗用車は駅前ロータリー(市道)に減速しないまま進入し、そのまま直進するように走行して真正面に位置する南熊本駅の駅舎建物に突っ込んだ。

クルマは駅舎内へ完全に進入して改札口付近で停止。駅舎内ではベンチなどが倒され、列車を待っていた29歳の女性が腰や背中を打撲する軽傷を負った。クルマを運転していた60歳の女性も全身打撲の軽傷を負っており、いずれも近くの病院へ収容されている。

突っ込んだクルマによって改札口が塞がれてしまったが、通用口を使って客を乗降させたため、列車の運行に影響はなかったという。警察では運転操作の誤りが事故につながったものとみて、運転していた女性の回復を待って事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場に目立つブレーキ痕は見当たらず、クルマは40km/h以上の速度を保ったままロータリーへ進入してきて、そのまま駅舎の建物へ突っ込んできたものとみられる。
事故を起こしたクルマはハイブリッド車で、警察では車両側のデータレコーダーを分析して挙動検証も進める方針だ。

《石田真一》

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