ボルボのミドル・ステーションワゴン、新型『V60』に設定される最強モデルの開発車両を、レスポンスの兄弟サイトSpyder7のカメラが初めて捉えた。このモデルの車名は『V60 R』となる。ポールスターを継ぐハイパフォーマンスモデルの名に、伝統の「R」が復活する。
「R」モデルは1995年に限定発売された『850 T-5R』が初代とされ、2003年には『S60 R』と『V70 R』が、限定販売されたハイパフォーマンスモデルだ。エクステリアはもちろん、内装も「R」専用のスポーティなデザインが採用されている。現在ボルボには高性能モデルとして「ポールスター」が設定されているが、電動車ブランドとして独立したため、それと入れ替わる形で「R」モデルが復活となる模様だ(スポーティグレードとして現在「R-DESIGN」は存在する)。
フロントデザインの異なる2台の開発車両はポールスターを彷彿させる、スロット入り大型ブレーキディスク、ブレンボ製6ピストンキャリパーを装着する。また2台とも冷却効果を高める大口エアインテーク、大径ツインエキゾーストパイプを備えている。市販モデルでは、さらにカーボンファイバー製エアロパーツを装備するだろう。
新型V60の最強エンジンは2リットル直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせた「T8」で、最高出力は390psを発揮する。しかし今回スクープした「V60 R」のパワートレインに関してはまだ情報はなく、ガソリンエンジンなのか、プラグインハイブリッドかも不明だ。しかし400ps以上を発揮する最強モデルになることは間違いない。