アストンマーティンの新フラッグシップ・クーペとして登場する『DBSスーパーレジェーラ』。そのオープンモデルである「ヴォランテ」の開発車両を再びカメラが捉えた。イタリア語で「超軽量」を意味する、「スーパーレジェーラ」の名を冠した新型DBSの性能とは。
6年ぶりに復活することで話題となっているDBSだが、2007年に登場した前モデル『DBS V12』は、映画「007カジノ・ロワイヤル」のボンドカーとしても活躍したことで知られる。2012年に生産が終了したのちに、後継モデルとなる2代目『ヴァンキッシュ』へとバトンを渡した。間もなく登場する新型DBSは、再びそのバトンをヴァンキッシュから受け継ぎ、新たなアストンマーティンのフラッグシップとなる。
今回キャッチした開発車両は、一見そのシルエットこそ『DB11』と酷似しているようだが、ヘッドライト形状、フロントグリルのサイズからして全く別モノであることがわかる。
またフロントスプリッターやサイドスカート、大型ブレーキキャリパーなど高性能モデルらしいエクステリアが見て取れる。メッシュのラジエーターグリルには、ナンバープレート・ブラケットとして機能する水平バーを備え、ローダウンしたボディにリアディフューザーや大小の口径を組み合わせたクワッドエキゾーストパイプなど、かなりスポーティなルックスだ。
キャビンには、カーボンファイバーのエアコン吹き出し口、インフォテインメントシステム用のメルセデス製ソース・ロータリー・コントローラーを装備する。パワートレインは、5.2リットルV12型ツインターボエンジンを搭載。スクープ班の現地レポートによると、最高出力は630psから700psになると予想される。
いずれにしても、これは先日発表された『DB11 AMR』の630psよりも同等以上の強力なパワートレインとなることは確実。世界最速の量産オープンモデルの誕生となるかも…?
ワールドプレミアは、クーペが6月、ヴォランテは2019年と予想されている。