JR北海道は6月21日、特急『オホーツク』で使用されているキハ183系特急型気動車の側面に取り付けられている行先幕の一部が、正規とは異なるものになっていたことを明らかにした。
これは6月13日、網走を5時56分に発車する札幌行き特急『オホーツク2号』で行先幕が動かない不具合が発生し、苗穂運転所で車両点検を行なったところ判明した。
さらに6月15日には、札幌を17時30分に発車する特急『オホーツク3号』で運用される車両のうち、2本の行先幕が正規のものでないことも判明した。
正規の行先幕は20コマ表示となっているが、すり替わっていた行先幕は5コマ表示になっていたという。
これらのことを受けて、苗穂運転所所属のキハ183系を一斉に点検したところ、先頭車のキハ183形に付けられている正面の愛称幕1本が取り外されて、白幕になっていたこともわかった。
JR北海道では夜間滞泊中に盗難・紛失した可能性があるとして、現在、警察と相談している。