ホンダの中国における二輪車生産・販売会社である五羊ホンダは6月28日、ホンダ『ベンリィ』などのウインカスイッチハーネスに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのはホンダ『ベンリィ』『ベンリィプロ』『ベンリィ110』『ベンリィ110プロ』の4車種で2011年7月28日~2017年7月12日に製造された3万6455台。
ウインカスイッチハーネスを車体に固定するクリップバンドの位置および配索が不適切なため、走行中のハンドル転舵によりハーネスのクリップバンド部が屈曲することがある。そのため、そのまま使用を続けると、ハーネスが断線し、ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ、警音器の作動不良になる、または、スタータスイッチによるエンジン始動ができなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ウインカスイッチハーネスを対策品と交換し、配索を変更して、ハーネスバンドで固定するとともに、保護材を取付ける。
不具合は116件発生、事故は起きていない。市場からの情報により届け出た。