ジェイテクトは、7月11日から13日までポートメッセなごやで開催される「人とくるまのテクノロジー展2018名古屋」に出展。「No.1 & Only One-より良い未来に向かって-」をテーマに、クルマの未来に貢献するステアリングや軸受、駆動製品などを紹介する。
ジェイテクトブースでは、大型乗用車の搭載に適した高出力電動パワーステアリングシステム(RP-EPS)を紹介する。ラックバーに並列するモーターと減速機ハウジングは世界最小クラス。システムの小型化・軽量化を実現し、車両搭載性を向上するとともに、長年培ってきたトライボロジーのノウハウを駆使することで、操舵時の摩擦を低減し、スムーズで快適な操舵を実現している。
また、同社テストコースで行った、バス・トラックの自動運転対応技術のデモンストレーション映像を上映。自動走行を行うバスが安全かつ正確にバス停に寄せ、停止する実写映像を放映する。
そのほか、世界初の動作温度範囲 -40度~85度を実現する高耐熱リチウムイオンキャパシタを紹介する。開発品は冷却装置を使用せずに車載が可能。その活用例として、EPS用補助電源システムがあり、ジェイテクトでは「高出力ユニット」と今回、新たに「バックアップ電源ユニット」の開発を予定している。高出力ユニットは、車載電源装置の12Vを一時的に6V昇圧し、据切り走行時などの高出力化を実現。操舵性能を向上させ、大型乗用車のEPS搭載を可能にするとともに、環境性向上と自動運転化に貢献する。またバックアップ電源ユニットは、自動運転車搭載のEPSやステアバイワイヤ向けに、12V系の電源二重化を実現。高耐熱に対応し、ASILに対応した信頼性の高い新電源を目指している。