アウディは7月9日、8月に欧州市場で発売する新型SUVの『Q8』(Audi Q8)の受注を開始し、同車に最新の車載コネクティビティを採用すると発表した。
アウディQ8には、「MMIタッチレスポンス」を搭載。ほぼすべての機能が、2つの大型ディスプレイで操作できる。10.1インチの上部ディスプレイは、インフォテインメントとナビゲーションシステム用。8.6インチの下部ディスプレイは、空調や機能、テキスト入力に使用する。テキストを入力する場合、ドライバーは、手首をセレクターレバーの上に乗せて操作を行う。この操作は、触覚と音のフィードバックで確認が可能。自然言語に対応したボイスコントロールも導入されており、ドライバーは日常会話をするように、ボイスコマンドを発話することができる。
走行に関する情報は、フルデジタルの「アウディバーチャルコックピット」に表示。高解像度の12.3インチディスプレイは、マルチファンクションステアリングホイールにより、2種類のビューを切り替える。オプションのプラスバージョンには、スポーティな3番目のビューを追加。ヘッドアップディスプレイは、ナビゲーション用の詳細なガイダンスを含む重要な情報を、フロントガラスに投影する。
「MMIナビゲーションプラス」は、ドイツ仕様車に標準装備。このシステムは、LTEアドバンスト規格に対応。Wi-Fiホットスポット機能を備えた「アウディコネクト」のデータモジュールが含まれる。
ナビゲーションシステムは、過去の走行記録からドライバーの好みを認識して、インテリジェントな提案を行う。アウディコネクトのオンラインサービスには、ルート計算のプロセスに予測機能を追加。これにより、アウディ車両のスワームインテリジェンス(群知能)を活用した、道路標識情報やハザード情報に関する「Car-to-X」サービスを実現する。
オプションの「アウディコネクトキー」は、互換性のあるAndroidスマートフォンを使用して、ドアの施錠や開錠、エンジン始動などが行える。プロフィール機能では、約400にも及ぶ項目を細かく調整して、複数のドライバー設定を保存することが可能。「myAudi」アプリを使用すると、アプリで検索した目的地をナビゲーションシステムに転送したり、音楽をストリーミング再生したり、カレンダーをMMIに転送することもできる。
当時は輸入車をメインに取り扱う中古車販売店がほとんどなかったため、現社長の…