BMWのエントリー・クロスオーバーSUV『X1』改良新型プロトタイプを、初めてカメラが捉えた。現行の第2世代は2015年に発売、ライバルのアウディ『Q3』が新型を開発中で、テコ入れが急務となっている。
BMW本社付近のミュンヘンで捉えた車両は、前後バンパーをがっちりガード。改良に着手していない部分も多いようだが、今回のLCI(ライフサイクルインパルス)では、前後ヘッドライトのグラフィック、キドニーグリル、前後バンパーなどがリフレッシュされる。
コックピットにも期待だ。BMWが4月に発表した次世代デジタルディスプレイ「オペレーティングシステム7.0」が搭載される可能性があるという。直感的操作を可能にし、常にドライバーに適切、かつ最新の情報を提供してくれる。またステアリングホイールや、トリム類の一新も予想される。
パワートレインの注目は、プラグインハイブリッド「X1 xDrive25e」の導入だ。中国向けには既に「X1 xDrive25Le Performance」が存在するが、欧米日仕様には初の設定となる。これは最高出力136psを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンと最高出力88psを発揮する電気モーターを組み合わせたもので、合計224psを発揮する。基本的には「225xeアクティブツアラー」と同じシステムとなる。
世界的に需要の高いコンパクトSUV。期待のX1のワールドプレミアは、2019年前半が予想されている。