【F1】ルイス・ハミルトン、2020年までの契約延長にメルセデスと合意

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ハミルトン選手(メルセデス)
ハミルトン選手(メルセデス) 全 4 枚 拡大写真

メルセデス(メルセデス-AMG ペトロナス モータースポーツ)は今季F1第11戦ドイツGP(20~22日)を前に、現在の所属ドライバーである4冠王者ルイス・ハミルトンとの契約を2020年シーズンまで延長することに双方が合意したと発表した。

英国出身33歳のハミルトンは、07年にマクラーレンからF1デビュー。当時のマクラーレンはメルセデスのエンジンを搭載しており、ハミルトンはメルセデスに移籍した13年以降を含め、全F1キャリアをメルセデス製のエンジン/パワーユニットで戦ってきた。

今季第10戦終了時点で、ハミルトンは歴代2位の通算65勝、歴代最多76回のポールポジション、そして08、14、15、17年と4回のドライバーズチャンピオン獲得を誇る。13年に加入したメルセデスでは、14年以降、チームが4年連続でドライバーとコンストラクター(チーム)の両部門でタイトルを独占し続けており、ハミルトン自身も3度の戴冠を達成するなど、ともに大成功をおさめている(16年は同年限りで引退した当時の僚友ニコ・ロズベルグが個人王者)。

ハミルトンは「これからもさらなる勝利を重ねて、スリーポインテッドスターをより一層輝かせることを楽しみにしているよ。この先もメルセデスこそが居るべき場所であると確信している」とコメント。さらに、「この先の2年半で我々がさらにどのような成功を遂げられるのか、それを見るのが待ちきれないくらいだ」とも語り、自身とチームの将来に自信を見せている。

現在のメルセデスのF1チームは2010年に参戦開始。前年にブラウンGPとして活動していたチームを母体にして誕生し、記録面では1954~55年に12戦9勝したメルセデスの復活と認識されている。前述したように、F1がパワーユニット時代となった2014年以降は当代最強陣営として君臨してきた。14~17年は79戦63勝(ハミルトン40勝、ロズベルグ20勝、バルテリ・ボッタス3勝)。

今季ここまではメルセデス圧倒の流れではないが、ハミルトンは3勝をあげて現在ドライバーズランキング2位。フェラーリのセバスチャン・ベッテルと、ともに個人5冠目をかけた王座争いを展開中である。メルセデスも現在はコンストラクターズランキングでフェラーリに次いで2位。反撃に向けて、王者ハミルトン&メルセデスは今回の契約延長発表もひとつの契機にしたいところだ。
鈴鹿サーキットは、7月26~29日に開催する「2017-2018 FIM世界耐久選手権最終戦"コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第41回大会」の…

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. レクサス最小の『LBX』は、「サイズ的ヒエラルキー」から脱却できたのか?
  2. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  3. なぜ? アルファロメオ『ミラノ』の車名を禁じられる…なら『ジュニア』だ!
  4. マツダの新型セダン、ティザー…間もなく中国で実車発表へ
  5. サスペンションの新常識! 1G締めがもたらす驚きの効果とは?~カスタムHOW TO~
  6. トヨタ『4ランナー』新型にオフロード向け「TRDプロ」仕様を設定…ハイブリッド i-FORCE MAX 搭載
  7. ホンダが新型EV「イエ・シリーズ」を中国で発表…2027年までに6車種を投入へ
  8. 三菱ふそうが苦肉の策、工場の従業員を“出稼ぎ”でバスの運転手に[新聞ウォッチ]
  9. シボレー コルベット の頂点「ZR1」、今夏発表へ
  10. VW ゴルフ が表情チェンジ…改良新型の生産開始
ランキングをもっと見る