じわり人気、ひとり旅の軽キャン…東京キャンピングカーショー2018

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リンエイプロダクト、マイクロバカンチェス ひとりのくるま旅(東京キャンピングカーショー2018)
リンエイプロダクト、マイクロバカンチェス ひとりのくるま旅(東京キャンピングカーショー2018) 全 16 枚 拡大写真

今年の東京キャンピングカーショー2018でも、2人用、1人用に特化した車があった。

夫婦2人の車中泊仕様車は多い。最近では更に特化して、1人仕様のキャンピングカーも見かけるようになってきた。その先陣を切ったのが、リンエイプロダクト(埼玉県川越市)の『マイクロバカンチェス ひとりのくるま旅』だった。

今から10数年前、同社が開発した夫婦2人仕様の「ふたりのくるま旅」は大ヒットとなった。子育てを終えた夫婦が気ままに旅に出るというライフスタイルにマッチしたのだ。多くのビルダーも次々と2人用のキャンパーを出した。

時代は進む。同社は2014年に「ひとりのくるま旅」を発売した。定年後のお父さんが自分の趣味を生かすために、1人で自由気ままに旅ができる車だ。ベース車は、軽バンのマツダ『スクラム』、スズキ『エブリイ』、ダイハツ『ハイゼット』など。中古ベース車持ち込み可能だ。

開発者の田辺二郎社長が、長年してきた1人旅の経験と、ユーザーの意見からフィードバックしたという。「軽キャンは無理やり4人乗りにしたりすると、スペースが狭くなるなどストレスになる。1人で使うことが多いのなら、割り切って1人仕様にした方が装備も充実させられると思ったのです」。

軽自動車ながら、一人仕様にした分、ベッドスペースも1900×670mmと広々。電子レンジは家庭用と同じ100V、冷凍冷蔵庫は1人旅で余りがちになる食材を保存できる40Lの容量、液晶テレビは大型の19インチなど、「ハイエースクラスで使用している電気製品を標準で載せた」(田辺社長)。これらを不安なく使用できるソーラーシステムも標準装備だ。

使わないことが多いシンクを設けず、2リットルのペットボトル2本置けるスペースを作っているなど、割り切りも便利さにつながっている。ボトルのひとつは飲料水に、もうひとつはグレータンク代わりに使ったりすればよい。「必要十分条件を満たした旅の専用車なんです」と田辺社長が話した。「軽ありきの軽バンコンではなく、1人旅を追求した結果のミニマムバンコン」だとも。

1人仕様のキャンピングカーは、これからも進化していきそうな気配だ。

価格は193万5000円(税抜)からで、オプションも含めて様々な装備を加えた展示車両の場合は219万3000円(税抜)。軽キャンパーの中でも低い価格設定も魅力的だ。軽貨物車の4ナンバーとして登録可能。
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《嶽宮 三郎》

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