ジャガー・ランドローバー・ジャパンは7月24日、英プレミアリーグ・サウサンプトンに所属するサッカー日本代表DF吉田麻也選手をランドローバーのブランド・アンバサダーに起用することを決め、都内で就任式を開催した。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長は「今年は吉田さんにとってプレミアリーグ7年目になる。そして彼は日本人として初めてプレミアリーグで100試合以上に参戦した選手となる。またランドローバーと同様に吉田さんも日本とイギリスの懸け橋となるべく、活躍して頂いている」と吉田選手を紹介。
その上で「ランドローバーのフィロソフィー『ABOVE & BEYOND(より高く、よりその上に)』は制限なく高みを目指すということだが、吉田さんの情熱的にあきらめることなく完璧を目指して際限なく頑張る姿も、まさに同じ」と、吉田選手をブランド・アンバサダーに起用した理由を語った。
さらに「彼には次のステップに向かって活躍して頂きたい。そしてランドローバーのクルマに乗ることで、より安全に、そしてより楽しい生活をして、さらにチャレンジできるよう、その助けができると考えている」と、エールを贈った。
吉田選手は「ずっと憧れのブランドだったし、イギリスでは国産車ではあるが、みんなが憧れるクルマで、誰もが乗りたいというクルマなので、そのブランドから(アンバサダー起用の)お話し頂いたことは本当に光栄でうれしく思う」と就任の感想を語った。
またランドローバーブランドに関して聞かれた吉田選手はサウサンプトンのチームメイトを引き合いにして「とくにイギリス人は、このブランドへの憬れはすごく強い。一家に一台という感覚だと思う。それが一種のステータスみたいな形になっているかもしれない。チームの選手のクルマをみても6~7台はある」と明かした。
一方、ワールドカップロシア大会の感想について吉田選手は「最低限の目標にしていた予選突破を達成できたという安心感は、突破した時に感じたが、やはり個人的に目標にしていたのは、その次のところだったので正直、悔しさの方が大きい」とした上で、「僕ら選手はもうちょっと現実的にリアリストになって、次に何が必要かというのを考えながら、この4年間突き進んでいきたいなと思う」と述べた。
さらに今後の目標について聞かれると「これ以外の目標はないだろうと思っている」と話しながら、『Best 8』と直筆したパネルを示し、「次の4年後が保証されているということは絶対にないが、ランドローバーのどんな道でも走るという走りと一緒で、僕もどんな道でもしっかり4年間見据えて、良い時も悪い時も走り続けていきたいなと思う」と抱負を語っていた。