マツダは8月1日、2018年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表。グローバル販売台数は過去最高となったものの、営業利益は同17.2%減の大幅減益となった。
第1四半期連結累計期間のグローバル販売台数は、『CX-5』や『CX-8』などののクロスオーバー系車種の販売がグローバルで好調であったことに加え、商品改良モデルの導入効果により、第1四半期としては過去最高の同7.0%増の40万3000台となった。市場別内訳は、国内が同18.5%増の4万9000台、北米は同8.9%増の11万6000台、欧州が同5.2%増の6万7000台、中国は同3.8%減の6万8000台。その他地域は同9.1%増の10万3000台だった。
販売台数の増加などより、売上高は同8.9%増の8731億円。しかし営業利益は、競合激化等による販売費用の増加や為替相場の影響などにより、同17.2%減の331億円となった。
経常利益は、持分法による投資利益108億円を計上したことから、同19.2%減の424億円。純利益は税金費用219億円などにより同43.6%減の206億円となった。
今期の連結業績見通しは、売上高3兆5500億円(同2.2%減)、営業利益1050億円(同28.3%減)、経常利益1300億円(同24.5%減)、純利益800億円(同28.6%減)とした前回予想を据え置いた。なお、なお、平成30年7月豪雨による業績への影響については、現在調査中だとし、業績予想に修正が必要となった場合には速やかに公表するとしている。