Webで好みのデザインにカスタマイズできる自転車「Cocci Pedale(コッチペダーレ)」を製造・販売するコッチは、広告表記に誇大表現があったとして謝罪を行った。
コッチペダーレは、Web上でパーツごとに色を選びながらオリジナル車体をデザインし、そのまま購入できるシングルスピードバイク。SNS等で拡散されながら多くのユーザーより支持を得てきたが、デザインの組み合わせ数に誤りが発覚した。
同社はこれまでデザインの組み合わせ数を「139,100,000,000,000,000,000,000(1391垓)通り」と表記していたが、正しくは「10,454,176,021,485,000,000,000(104垓5417京6021兆4850億)通り」。実に133倍の誇大表現を使っていたことになる。
※垓(がい)は1兆の1億倍
コッチペダーレは、19個のパーツについて10~14色を、またハンドルを4種類から選択可能。正しい組み合わせ数の計算式は「14^16×10^2×12^1×4(^は塁乗)」で、104垓5417京6021兆4850億)通りとなるはずだ。
同社では事の重大さを鑑み、誤表記の原因、チェック漏れについて社内調査を進めたが、明確な回答は見つからず、調査に時間をかけるよりもユーザーへ謝意を示すことが先決だとし、今回の発表に至った。同社は、今回の誇大表現について、クリエイティブな組織を標榜しておきながら先例主義に陥り、既成事実へ疑問を持たずに踏襲してきてしまったことは、慚愧に堪えない失態であるとコメント。二度と失態を繰り返さないため、自動計算で常に最新の組み合わせ数を表示し続けるシステムの開発を開始したことを発表した。
また今回、誇大表現によりユーザーを欺いたお詫びとして、有効期限1か月で1人1回のみ使える1330円分のクーポンコード「JM9n8KEU3yGxSJSy」(他割引との併用可)を発行。ユーザーに謝意を示すとともに、全社一丸となって再発防止に努めていく。