【光岡 ビュートなでしこ フレンチマカロン】2匹目のドジョウを狙う…すでに引き合い

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『ビュートなでしこ フレンチマカロン』と渡部稔執行役員(右)、開発責任者の青木孝憲氏
『ビュートなでしこ フレンチマカロン』と渡部稔執行役員(右)、開発責任者の青木孝憲氏 全 3 枚 拡大写真

光岡自動車は8月30日、東京都港区の麻布ショールームで8月31日から期間限定で販売する『ビュートなでしこ フレンチマカロン』を披露した。すでに引き合いがあり、手応えがいいそうだ。

「昨年(2017年)にセダンの『ビュート フレンチマカロン』を期間限定で販売したところ、予想以上の人気になり、その時に『なでしこ』タイプはないのという声が上がったのです。それで、アイデアとして暖めてきたわけです」と営業企画本部部長である渡部稔執行役員は説明する。

その『ビュート フレンチマカロン』は当初予想の倍も売れたそうで、『ビュートなでしこ フレンチマカロン』でも同じようなことを期待しているそうだ。2匹目のドジョウというわけだが、特にターゲットにしている女性からの評判がいいという。

「若い女性から年配の女性まで幅広い女性から高い評価を受けています。うちの娘もかわいい車なので乗ってみたいと話しているんです」と渡部執行役員は嬉しそうに話し、購入してあげようか迷っているとのことだ。

ボディカラーは洋菓子のマカロンを彷彿させるピンク、ブルー、グリーン、イエローの4色で、インテリアのレザーカラーもグレーとアイボリーの2色から選べるようになっているのだ。そのうえ、全長が4m弱と取り回しやすいサイズになっている。

また、専用のインパネはボディカラーと同系色のパネルを採用して、エクステリアからインテリア空間をシームレスでつなげて、一体感と可愛らしい室内空間を演出。さらに、インテリアのステッチやパイピングの配色にまでこだわり、ビュートの持つ可愛らしさを最大限引き出すように努めた。

「バンパーも小さくして、小顔効果を狙い、第一印象を大事にした」とは開発責任者の青木孝憲氏の弁だが、その開発チームに今回初めて女性が加わったそうだ。デザイン系の専門学校を卒業したばかりの女性で、『ビュートなでしこ フレンチマカロン』ではパンフレットづくりを担当した。

「男性がつくると、どうしても説明的になってしまうが、今回のものはグラフィック的で視覚と直感に訴えるものに仕上がった」と青木氏と話し、今後女性の目線を活かしてブランドイメージをさらに上げていきたいという。ちなみにそのパンフレットは「スィーツなクルマ、出来ました」と書いてあるだけで、あとは4色のクルマとインテリアの写真が並んでいる。

価格は246万2400円で、販売期間は2018年8月31日から19年3月31日まで。今年創業50周年を迎える光岡自動車は、この『ビュートなでしこ フレンチマカロン』のほかに特別企画車を9月6日と12月25日頃にそれぞれ発表する予定だ。9月6日のものは画業50周年を迎える永井豪氏とのコラボでつくった『デビルマン オロチ』とのことだ。

《山田清志》

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