エヌビディア(NVIDIA)は9月5日、メルセデスベンツブランド初の市販EV、『EQC』(Mercedes-Benz EQC)に、エヌビディアの車載コネクティビティ技術が採用された、と発表した。
「EQ」は、メルセデスベンツが立ち上げた電動車に特化した新ブランド。EQブランドの最初の市販車として、今回発表されたEVが、SUVのEQC。
このメルセデスベンツEQCが、エヌビディアの車載コネクティビティ技術を採用。そのひとつが、「MBUX」(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)。MBUXは、AI(人工知能)を導入したインフォテインメントシステム。「ヘイ、メルセデス」と呼びかけて音声アシストが起動するシステムには、エヌビディアのリアルタイム3Dグラフィックスや、自然な言語処理のための高速ハードウェア&ソフトウェアを採用する。
またEQCには、2つの10.25インチディスプレイを核としたデジタルコクピットを搭載。スムーズでわかりやすいインターフェースを介して、すべての情報をドライバーに伝える。
さらにMBUXは、無線によるソフトウェアのOTAアップデートを実施。MBUXは常に学習し、より便利な機能をユーザーに提供する。なお、MBUXは、メルセデスベンツEQCの全車に標準装備される、としている。