スズキは、9月20日から25日にイタリアで開催されている「ジェノバ国際ボートショー」にて、全面改良した大型の新型船外機「DF175A」「DF150A」を発表した。
DF175A/DF150Aは、排気量2867cc 4ストローク直列4気筒エンジンに、高圧縮比、リーンバーン制御、セミダイレクトエアインテークなどの先進技術を採用。従来モデルと比較して、DF175Aは最大トルクを2.7%、燃費を最大で14%、DF150Aは最大トルクを3.1%、燃費を最大で7%向上させた。
また、ガソリンに混入した水分を検知しエンジンを故障から守る「水分検知システム」や、エンジンが始動するまでキーを回し続ける必要がない「イージースタート」、低速で安定した走行を維持できる「トロールモード」などを搭載し、利便性を高めた。
両モデルは、湖西工場で9月から生産を開始し、北米をはじめ、欧州、日本など世界各国で順次発売。スズキは大型のレジャーボートなどに搭載する船外機をより高性能に刷新することで、大型船外機のラインアップを強化する。